ゴムのなかにアイスを入れるなんて誰が考えたのか、昭和のお菓子はとてつもなくクリエイティブでした。
白いたまごのような形をした「たまごアイス」もしくは「風船アイス」など呼び名は色々。
当時生まれてはじめてこのアイスを食べたときの衝撃はいまだに口のなかに後味として残っています。
ゴムの風味がせっかくのアイスを台無しにしている、そんな印象を受けたのがはじめて食した時の感想でした。
お菓子屋さんの店頭におかれたアイスクリームの冷凍庫、扉をスライドさせて中をのぞくと風船アイスが。
とっても気になる存在だけと絶対に騙されないぞ、と意思を強く持たないといけない瞬間です。
そんなゴム風味のアイスも時代を重ねるごとに改良され、まったくゴムのにおいや味がしなくなりました。
一体いつからこんなに食べやすくなったの?と気が付いた時には自分はすでに大人。
いい年して風船アイスを食べるわけにもいかず、何十年間も無駄にしたような挫折感を感じました。
コンビニやスーパーで見かけますが、いつかリベンジしたいアイテムです。
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