冬の朝、通学班が集合場所に集まり一列になりてくてくと学校へ。
寒い日に欠かせない毛糸の手袋は通学に必ず装着する大切なアイテムでした。
暇なときはこの手袋がちょっとした手芸品に早変わり。
1枚を裏返して頭にしてもう片方でしばりつけ腕を作ります。
この手袋で作る指人形、最初はとても難しくて上手にできなったものの、毎年冬を迎えるたびにスキルが上達しあっという間に作れるように。
きつく縛ってしまうと手袋がうまくほどけず、片手だけに指人形状態になったままの手袋をつけて家に帰ったこともあります。
なんでも子供の遊び道具になった昭和時代、スマホやパソコンの遊びは今の時代の象徴かもしれませんが、自分の手を使って作り出すものはとても愛着がありましたね。
毛糸の手袋は長く使っていくうちに大きな穴が開き、防寒機能を果たさくなります。
それでも大切に残し指人形をたくさん作るための素材として保管した記憶があります。
軍手でなく可愛い毛糸の手袋、これが素敵な作品を作るポイントでした。
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