「夏のクラクション」は、爽快感のある夏の唄。
1983年にリリースされた、稲垣潤一の5枚目のシングルです。
「夏のクラクション」の作曲を手がけたのは、筒美京平。
いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」に、荻野目洋子の「さよならの果実たち」など。
筒美京平といったら、有名な歌の作曲にたくさん携わっていますよね。
サビの「夏の――」という詞は、とてもインパクトが強い部分です。
ここは稲垣潤一が、作詞を務めた売野雅勇に提案し起用されたそう。
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きっと、さまざまな人の青春時代が詰まっている「夏のクラクション」。
この曲に想い描くストーリーは、聴き手の経験や心情によって異なります。
聴き手の心をも深く包み込む、稲垣潤一の甘く淋しげな歌声。
曲のメロディーと上手く調和し、歌声の魅力が滲み出ています。
“夏も終わる”
“二つの夏過ぎて”
「夏のクラクション」は、曲中の季節を夏とした曲です。
しかし賑やかで晴れ晴れしい夏も、もうすぐ終わる頃。
曲の詞にも、そう感じさせるフレーズが溢れています。
もちろん真夏もよいですが、哀愁のある晩夏も決して欠かせない時季ですね。
「夏」という季節に限らず、なんとなく切なさが込み上げた時に聴きたくなります。
他の曲にはない、「夏のクラクション」ならではの風情。
晩夏の夕暮れに聴きたい、胸にせまる一曲ですね。
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