デリバリーのピザ屋さんがあちこちにある今の時代、昔は「ピザ」という食べ物はハイカラで高級なもののひとつ。
初めて食べた日のことは残念ながら覚えていませんが、子供の頃に喫茶店の前を通りすぎるたびになかでピザトーストを食べている人がとても羨ましく感じたものです。
厚切りパンにのったとろけるチーズとスライスピーマンやソーセージ、ハムなどのトッピング。
ピザデビューする前の食べ物的な存在で、洋食の王様みたいな輝きを放っていました。
物心ついた時に我が家に登場したオーブントースター、これで作るものはピザトースト以外にはない!
そんな勢いで我が家で初めて作ったピザトーストはスライスチーズをのせて溶かしただけのもの。
しかもパンは厚切りでなく普通の8枚切り。
何かが違うと思いながらも食した手づくりピザトーストは、子供ながらにいつか喫茶店で本物のピザトーストを食べてやると野望を抱いた瞬間です。
妙なこだわりを持ちつづけいまだにピザを大切に食べるのは昭和生まれの証拠かもしれません。
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