「百万本のバラ」を初めて聴いた時に、そのロマンティックで深い響きに聞き惚れました。
元々ロシア語の歌謡曲で、日本では加藤登紀子の日本版でも知られています。
百万本のバラ(加藤 登紀子)
加藤登紀子の歌唱力や、哀愁のある歌声がこの曲にとても合いますね。
ひとりの男性のあまりにも切ない気持ちが、歌われています。
自分の全てを失っても、愛する女性のためにバラの花を買う。
本来なら考えられない世界かもしれません。
真っ赤なバラの海 という表現から大輪のバラのイメージが広がり、そしてその情景が浮かんできます。
愛し方は人より違うもの。
どのように愛情を表現するかも人により違いますよね。
たとえ、自分からの愛情だと気づかれなくても、真っ赤なバラでうめつくしたい画家の想い。
無口で朴訥な雰囲気、でもとても一途な男性の姿が浮かんできます。
叶わない愛だとしても、画家の想いが少しでも満たされたのなら、それでいいのかもしれない。
そう思わせる曲でもあります。
今も、バラの花を見るたびにこの曲を思い出すほど、インパクトのある曲ですね。
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