昔は家庭に内風呂があるなんてとても珍しいことで、みんなが銭湯に桶を持って通っていました。
昭和30年代を過ぎたころから徐々に増えた家庭のお風呂、そんな時代に爆発的な人気になったのがあのバスクリンです。
入浴剤という言葉の代名詞になるほど、緑色の蛍光色のような不思議なカラー、体が芯から温まるバスクリンは冬は絶対に欠かせないアイテムでしたね。
昔バスクリンはブリキ缶に入っていた時代があったようですが、私が子供のころには底面と上面が缶でお風呂場に放置しておくといつのまにか錆ついてしまう落とし穴も。
こんなバスクリンも時代の流れとともに香のバラエティが増え、クールバスクリンという青いカラーも登場しました。
お風呂のお湯の残り湯を洗濯で使うとき、バスクリンのような緑色に洋服が着色されるのでは?と不安になった人もいるでしょう。
「遠くの温泉よりも我が家で温泉気分」というバスクリンのキャッチフレーズ、みごとに当時は皆さんの心をつかんだようですね。
のんびり緑色のお湯につかり、頭のなかで森林に囲まれほっと癒されていた時代を思い出します。
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