ランドセルの横に必ずといってよいほどぶら下がっていたのがお守り。
どこで誰が買ってきてくれたのか記憶がありませんが、「学業お守り」「交通安全」と書かれたお守りは子供にとって大切な存在でした。
金糸で刺繍された神社の名前、豪華なストラップ、このお守りの中には一体何が入っているのだろう。
そんな興味を抱いたのは私だけではないはず。
でも開けたら悪いことが起こる、目がつぶれるなど本当だかウソだかわからないデマもよく流れていました。
ストラップ部分を少しだけ緩めて中をのぞいたことはよくありますが、完全にお守りの袋を解体して中を開けたことはやっぱり恐怖を感じること。
やりたいけどできない、そんな葛藤と戦いながらいつもお守りを眺めていました。
袋のなかには神様が住んでいるのだろうと納得しながらも、お金が入っているかもしれない、呪文が書かれているかもしれないなど、子供ながらの飛躍した世界が繰り広げられたあの頃。
結局のところお守りの中には小さな札のようなものが入っているようですが、いまだにこれだけは未知の世界です。
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