いまや屋台ラーメンはグルメが必ず行きたくなるスポットかもしれませんが、昔は外食産業が今ほどなく夜泣きラーメンの存在はちょっとした生活の刺激。
昔近所をたまに巡回してくる夜泣きラーメンがあり、子供の頃は夕飯を食べる手を止めてまでも夜泣きラーメンを食べに外に走りでていました。
このご主人はどこの家が注文するかだいたいわかっていたようで、かなりリピートしていた我が家の前になると通り過ぎるスピードをちょっと緩めるという素敵な演出も。
気が付いた時にはリヤカーでなく軽トラックにアップグレードされたため、早く追いかけないと通り過ぎてしまうこともありました。
小さなラーメン屋さんという印象のキッチンには、どんぶりやトッピング、中華麺、ゆで窯などすべて完全装備。
隙間なくあちこちが引き出しや戸棚になり、出来上がったラーメンはラーメン屋さんで食べるものと何ひとつ変わりありません。
そのご主人は寒くなるとやきいも屋さんになるというダブルワーク。
いつも美味しく頂いた夜泣きラーメンは、私の全国ラーメントップ10に今でもランクインしたままです。
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