ナイフ、フォーク、スプーン、ナプキン、ずらりとテーブルにならんだレストラン、こんなところで食事するのは疲れそう。
洋食を食べるときはテーブルマナーというやつがあり、やたらと神経を使いながら周囲の視線を気にして食事をしないといけません。
今のように食生活が欧米化していない昭和のあの頃、ライスを食べるときはフォークの背にのせるのがなんとなく正式な食べ方だと思っている人が多かったですよね。
正確なところはわかりませんが、ステーキをカットするようにナイフとフォークを使いこなし、ごはんをフォークの背にのせてお上品に食べること、それが最高にイカしたマナーだと私も思っていました。
街の小さな洋食レストラン、エビフライ、カキフライ、ハンバーグステーキなど、ちょっとした洋食メニューは割りばしでもOK。
なのにそんなシーンでテーブルマナーをさぞかし自慢したい人は、背筋をピンと伸ばし音を立てずに上品にフォークとナイフを使いこなします。
それがひじきでも柴漬けでも洋風に食べる姿がなんとも言えない品の良さでしたね。
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