学校が終わり校門から外に出ると子供たちの人だかりが。
そのなかで商売をしている「カタ屋」のおじさんの存在ってみなさん覚えていますか。
あの頃は小学校の校門の前で色々なものを売る人がいて、いつの間にか登場して気が付くと店じまいして消えていくということがよくありました。
そんな商売人のひとりがカタ屋。
キャラクターの型に粘土を詰めて型抜きをしたら粉で着色をするというシステム。
鉄腕アトム、ゴジラ、などのキャラクターの粘土細工が作れきれいに色付けしたものにはおじさんが採点をしてくれて、型と交換してくれる楽しみがありました。
失敗すると粘土をまたこねてしまい最初からやり直し。
今思えば子供を相手にした良い商売に見えますが、私は一度もカタ屋でお金を使った経験がありません。
いつも気になっていたもののカタ抜きするチャンスがなく、今ならきっと素晴らしい作品を作りおじさんをあっと言わせられるのに、と思ってしまいます。
子どもの創作意欲をかきたてるカタ屋のおじさん、今はどこに行ったのでしょうか。
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