杏里のデビューシングル「オリビアを聴きながら」。
尾崎亜美が作詞作曲を手がけ、1978年にリリースされました。
オリビアを聴きながら 杏里
オリビアにジャスミン茶、気に入っている唄。
好きなものに囲まれて、傷ついた心を癒したい。
そういった思いが伝わってくる、冒頭部分の切なげな歌詞です。
そして「オリビアを聴きながら」のサビには、英語のフレーズも。
“Making good things better”
これを直訳すると「良いことをより良くする」となります。
出会った当時の幸せなふたりは、これからより幸せになろうとしていました。
そこに“いいえ すんだこと”と、受け答えをするような詞が続きますね。
幸せになれると思っていたけれど、それは過去のことなのでしょう。
「オリビアを聴きながら」は、今や多くの人に知られていますよね。
しかしリリース当時は、特別目立ったヒットには至りませんでした。
それでも時を経て、世間に関心をもたれていったこの曲。
徳永英明や岩崎良美など、たくさんの歌手によってカバーが為されました。
そしてリリースから20年ほど経った1996年、第47回の紅白歌合戦に出場。
杏里によって、目覚ましくも初披露されました。
「オリビアを聴きながら」は、当時かくれてしまっていた名曲です。
そこからゆっくりと知られていき、とても名高い1曲へ。
次第に語り継がれていったこの曲は、これからも輝きを失うことはないでしょう。
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