昭和53年に世界名作劇場で放送されたペリーヌ物語は、何でもできる少女の前向きな姿勢が印象的でしたよね。
ペリーヌの声は、2017年に惜しまれながら突然天国に旅立たれた鶴ひろみさん。
高校性の時に、ペリーヌ物語の主人公として声優デビューした作品です。
初めの頃は、馬車に乗って母と二人で写真屋さんをしながら旅をしますが、あの大きな馬車に乗りたかった人もいたのではないでしょうか。
愛犬のバロンは、気まぐれでしたがピンチを救ってくれる頼もしい面もあって、ペリーヌと一緒に歩くところがすごく好きでした。
どんな時でも落ち着いて行動するペリーヌが心に残っていますが、再放送を観た時に子供っぽくはしゃぐシーンもあり、大人っぽいだけではない魅力を時が経ってから気付かされたことも。
自給自足の生活をする時や、偽名を使っておじいさんの工場で働く姿は、13歳とは思えない賢さと強さを感じましたね。
近寄りがたいと恐れられていたビルフランが、孫のひたむきな愛情によって優しさを取り戻していくところは、最終回が近づくにつれて胸がジーンとなった場面です。
料理も出来て英会話も完璧という、マルチな才能を持つペリーヌ。
次から次へと困難が待ち受けていても、前を向いて歩いていく姿に勇気をもらった物語です。
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