隅田川の花火大会をはじめ、日本の夏の風景に花火はなくてはならないものです。
浴衣姿の女性がうちわで仰ぎながら夜空を眺める様子は、とてもエキゾチックな日本を感じます。
子供の頃は花火と言えば玩具店か文具店で購入したもの。
お店の前にはばら売りされている花火がずらりと並び、専用のカゴに好きなものを入れて会計していました。
必ず忘れずに買っていたものがヘビ花火。
炭みたいな色をした黒い粒に火をつけると、そこからくねくね謎の物体がヘビのように出てくるあの花火。
キラキラと夏の夜空を明るくするわけではなく、手で持ってドキドキしながら火花を鑑賞するわけでもなく、ただくねくねと燃えカスが出るだけの演出です。
しかし子供の頃はヘビ花火がとても衝撃的で、どんな形になって出てくるか毎回のお楽しみ。
ぐにゃっと曲がって訳がわかわからない形になり大笑いして花火イベントが終了しました。
なんてことない花火ですが、シンプルなものこそが子供たちの想像力を高める存在でしたね。
コメント