1970年前半に巻き起こったオカルトブーム。
なかでもスプーン曲げは超能力者でないとできない技で、来日したユリ・ゲラーのフォーク曲げはセンセーショナルでしたね。
触っているうちにぐにゃっと曲がるスプーン。
カッターで切ったような鋭い断面が残るものや手で引きちぎったようなスプーンなど、子ども時代は誰もが自分のなかに隠された超能力を信じてスプーン曲げにトライしましたよね。
スプーンを1本手に握り、何度も曲がるように指でこすり続け5分後。
なんとなく曲がったかも?と錯覚したのは私だけではないでしょう。
スプーン曲げはその後、床へ押し付けて曲げる映像やスプーン自体に見えない亀裂を入れておくなどちょっとした細工があることが判明。
宇宙人からのチャネリングにより超能力が身に付く説はいつのまにか消えてしました。
ユリ・ゲラーはいったい何者だ?と不思議なパワーを信じた子ども時代、今考えると単なるマジシャンだったのかもしれませんね。
でもスプーン曲げを信じたあの頃、解明できないことは世の中にたくさん存在するのだとあっさり納得した記憶があります。
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