ベル番、教えてと気軽に頼み、教えてもらったりした時代

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駅の公衆電話などで、緊急でもなんでもないやり取りを、10円の範囲で収まるように早打ちのごとく打っている人が多かったですね。

今のLINEなどと同じようなライトな感覚でやり取りを行っていた記憶があります。あちこちで凄く無駄なメッセージのやり取り(笑)。とりあえず何でも無いやり取りを重ね、親密さを増していこうとする作戦は、今のSNSに通じるものがありますね。

ブームの初期は、端末に数字のみ表示される機種が主流でした。これを読み解くためにコード表のようなものを使っていましたが、そんな暗号文のやり取りは誤字も多かったなぁと思います。こんな暗号を上手に解読する人はクラスに1人はいる者でした。重宝しましたね。

その後ひらがな表示などになっていき、今度は短い文字数でどう収め、伝えるかを考えるクセが出来ました。これも現在のtwitterなどに通じるかもしれません。

携帯電話が登場すると気軽に聞けなくなっていく番号も、ポケベルの頃は割と気楽にベル番教えて!と言えました。ベル番を書いたメモをそっと渡したり、あの人のベル番を知りたいと仲介してくれそうな知人に頼んだりする姿も、今とはあまり変わらない気がします。

あの頃の高校生への普及は尋常ではなく、「皆が持っているから」と、保護者も一度は子どもたちにねだられ交渉を受けた覚えはあるのではないでしょうか?

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