とんがり帽子のメモルは、1984年から1985年にかけて放送された作品です。
優しいタッチの描写が素敵で、思わずとんがり帽子のメモルの世界観に惹き込まれそうになります。
絵本がそのままアニメになったみたいな風景は、観ていると心が癒される気分に。
病弱で孤独を抱えた少女と、小さなリルル星人メモルと仲間達との交流は、小さな出来事に目を向けて優しくなれる幸せを物語から気付かせてくれました。
とんがり帽子のメモルは、妖精ではなく宇宙人。
赤いとんがり帽子をかぶったおしゃまな主人公のメモルは、実年齢が24歳ですが地球の年齢にするとだいたい5歳前後の女の子です。
3話で天国へと旅立った14歳のマリエルは、メモルの涙によって再び息を吹き返すという奇跡の場面から、闇を抱えた様子が浮き彫りに。
ここから二人の友情と絆が動き始めた気がします。
どんどん笑顔が増えていくマリエルを見ると、ホッとしましたよね。
山荘から元気になり、学院の寮へと戻ったマリエルと離れてしまった時は寂しい気持ちに…。
ピアノの音色を頼りに、やっと再会できた瞬間は感動しましたね。
とんがり帽子のメモルは、二人の心温まる友情をいつまでも見守り続けたくなるお話です。
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